美容師が教える「花粉症の薬の選び方」2018年最新版

こんにちは!奥沢と緑が丘と自由が丘の間にある”1対1のマンツーマン対応で美髪へ導く”パーソナルヘアサロン Pelodiasの嶋田 篤士です!

 

目次

花粉が飛びはじめた!


東京都福祉保健局によると2018年2月14日より東京都内での花粉飛散を確認したとのこと。→(東京都福祉保健局より)

ぎゃーーー今年も花粉キターーー(((( ;゚Д゚)))

花粉症とは、牧草が枯れる初夏に起こることから「枯草熱」とも呼ばれるIgE型(即時型)のアレルギー。

北海道と沖縄を除く日本全国で、国民の生産性を大幅に下げるため、GDPに悪影響を及ぼすとも囁かれ、「公害」に指定しようとする動きまであります。

そんなスギ花粉が今年も飛びはじめた。(´・ω・`)

「もうこれ以上、Pelodiasのお客様を苦しめさせるわけにはいかない!」(おれが守る!)(`・ω・´)シャキーン

小学2年生の頃には、すでに学校の机の中に箱ティッシュを常備していた「ベテラン花粉ショニスト」のシマダが、最新の花粉症対策について私見たっぷりにお話しさせて頂きます!

 

花粉症の薬事情


まだアレロックで眠くなってませんか?

2010年、当時シマダは駆け出しのアシスタントとして、1日中シャンプーをしたりパーマのターバンを変えたりしていました。

立って仕事をしている最中、意識が遠くなり……(´-ε-`)。o○

ベシッと先輩に足を踏まれ、意識を取り戻すほどの眠気と戦いながら仕事をしていたのです。

しかし!その年、革命が起きたのです。

「ザイザル」という新薬が登場しました。

お医者さん「効き目もしっかりで、眠くなりづらい新薬が出たんだけど、2週間分しかだせないんだ。けっこう通ってもらわないといけなくなるけど、どうしますか?」(※新薬は発売から1年間は「最大14日分」しか処方されません)

シマダ「新しいほうで!」

それ以来、年明け1月2週目からザイザル錠を飲むことで、まるで花粉症じゃない人のように過ごしてきました。もちろん足は踏まれずに。

 

シーズン前に飲み始める


これは医学的根拠はないかもしれませんが、花粉が飛び始める2月中旬から薬を飲み始めるのと、それより1ヶ月前の1月2週目から飲み始めるのとでは、花粉本格シーズンに入ってからの効き目がまったく異なります。

ザイザル錠の血中濃度半減期は約7時間とのことなので、蓄積はされないと思うんですけど…→(ザイザル錠添付文書より)

じっさいに色々と試した経験から、そうなのです。

 

最新のお薬事情


しかし!長きにわたりシマダを公私に渡って支えたザイザルもその役目を終えようとしています。

新たな治療薬が台頭してきたのです。まさに栄枯盛衰。

いま最もオススメな花粉症薬は「ビラノア」です!

その特徴は「効き目が早く強く、非常に眠くなりづらい」

効き目のピークは非常に早く、服用して1時間後に最高血中濃度277.86ng/mlに到達。

「飲んで1時間で効く」これも大事ですよね。

また、眠気の症例数も0.6%と低く、パイロットが服用可能な「クラリチン」ですら6.4%です。

眠くならないといっても過言ではなさそう。

車の運転に関する注意喚起(運転する人は注意を!的な)も記載がありません。

ただし、1日1回、空腹時に飲用する必要があり、食後に服用した場合は約40-60%の効果減が報告されています。

また、原因は不明とされてますがグレープフルーツジュースとの相性も悪く、約30-40%の効果減になるそうです。

 

空腹時の服用や飲み合わせに懸念がある方は「デザレックス」もオススメ。

効き目のピークは「1.75時間後」で、眠気の症例数は1%と優秀。

最大の強みは「効き目が長い」ことで、半減期が19.5時間!(ビラノアは半減期が10.5時間、アレグラ60mgは半減期が9.6時間)

いつ飲んでも長く効く、バツグンの安定感!

(薬剤動態リンク→「ビラノア」→「デザレックス」→「アレグラ」→「クラリチン」)

 

減感作療法


花粉症の治療法のひとつで「減感作療法」というものがあります。

「舌下免疫療法」や「皮下注射療法」などがあり、薄めた花粉液を体内に取り込むことで、アレルギー反応の起きない体質に変えていくというものです。

「シダトレン」という液を舌で2分間舐めて飲み込み、その後5分間は飲食・うがいを控えます。

これを最低3年間「毎日」継続する必要がありますが、約2割の人が完治、約6割の人が軽減したとのこと。

また、「皮下注射療法」は1週に2回→2週に1回→1ヶ月に1回、と体内残留濃度をチェックしつつ、徐々に注射間隔を開けていくもの。

ご興味のある方はこちらもお調べになるとよろしいかと存じます。

ちなみにシマダはどっちもキツイかなぁ…(´・ω・`)

 

今後の最新情報


前述のシダトレンですが、改良版の錠剤「シダキュア」が発売間近になっております(調べてて発見した!)

シダキュアは錠剤を舌で1分間舐めて飲み込み、その後5分間は飲食・うがい厳禁というもの。

2分→1分に短縮されていますが、水が必要になる、副作用が50.3%に発症など、あまり…優位性はないような…?

シダキュア添付文書

鳥居薬品「シダキュアの発売予定時期についてのお知らせ

 

アステラス製薬が米国イミュノミック セラピューティクス社と開発しているDNAワクチン「JRC2-LAMP-vax」は従来の減感作療法より、短い期間・少ない回数での根本治療を目指しているそうです。

数年後の発売が待ち遠しいですね!

アステラス製薬 2015.1.30 ニュースリリース

 

花粉症まとめ


なんだかアツく語ってしまいました…美容師なのに…(これでも簡潔にしたつもり…)

まとめると「ビラノア」か「デザレックス」を早めに飲んで、花粉シーズンを共に乗り越えましょう!

シマダは最新薬を飲みつつ、「べにふうき」を飲んでおります。

(「べにふうき」はアッサムに似た紅茶葉の品種。メチル化カテキンを豊富に含み、あえて緑茶に加工することで、高い抗アレルギー効果があるんです。甜茶よりこちらですよ。)

Pelodiasは花粉ショニストの味方です。鼻セレブ完備でお待ちしております^^

べにふうきは裏メニューです!笑

 

 

 

 

 

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