こんにちは!奥沢と緑が丘と自由が丘の間にある”完全個室でのマンツーマン対応で美髪へ導く”パーソナル美容室 Pelodiasの嶋田 篤士です!
バーバリーのロゴが変わったことにお気付きでしたか?
今日はハイブランドで次々とロゴが変更されてる事情についての豆知識を披露します
創業者「トーマス・バーバリー」
「BURBERRY」1856年。イギリス・ハンプシャーでトーマス・バーバリーによって創立。当時21歳(若ッ!)
ギャバジンという耐久性・防水性に優れた生地を発明し特許を取得。その後、第一次世界大戦時に手榴弾や水筒をぶら下げるD型リングをコートに取りつけた「トレンチコート」を製造し英国陸海軍に採用されました。
これがのちにブランドを代表するアイコンアイテムになります。そのコートの裏地のパターン「バーバリー・チェック」もあまりにも有名。
天才デザイナー「リカルド・ティッシ」
実は2019春夏のロンドンコレクションからデザイナーが変わったんです
それまで17年間にわたりバーバリーのデザインを務めたクリストファー・ベイリーから「リカルド・ティッシ」というイタリア人男性デザイナーになりました
リカルドティッシは元ジバンシーのデザイナーなんですけど
今、世の中でスウェットパンツを履いて歩いている人がいるのはリカルドティッシの功績とされています
つい数年前までスウェットパンツで外に出る、出掛けるなんて考えられなかったですよね?
今ではあらゆるブランドがスウェットパンツを出していて、街中で見かけても抵抗がなくなっています
そのくらい世の中のタブーというか価値観をねじ曲げてしまったのがリカルド・ティッシというデザイナーなんですね
ロゴが変更された!
あの繊細で美しいバランスのバーバリーロゴが変更されたことも驚きでした!
とはいえ、他にも「バレンシアガ」「ベルルッティ」「セリーヌ」「バルマン」など、名だたるブランドもロゴを刷新しています
バレンシアガは2015年にデムナ・ヴァザリナというこちらも天才デザイナーが就任してから「流行り過ぎ」というほど流行ってますよね。2018年にロゴを変更しています。
セリーヌもエディ・スリマンが、ベルルッティもクリス・ヴァン・アッシュが就任とともにロゴを変更しています
なぜこんなにも歴史的なブランドが相次いでロゴを変更しているのでしょうか?
それはSNSやモバイル時代と関係があります
インスタ映えファースト
自撮りをしたり、撮ってもらった自分の写真をインスタにアップする時に、ロゴが細かったり小さかったりするとブランドアピールできませんよね?
せっかく高級ブランドを着ているのにスマホのディスプレイ上ではアピールしづらい
インスタがなかった頃はリアルで会うと洋服の「素材の美しさ」「色味のキレイさ」「デザイン性」そういった細部で「なんか違うな、良い物着ているな」と思わせることができたり、チラッと上品にロゴが見えたりでブランドアピールできたわけですね
例えばプラダのサフィアーノレザーやシルクのように見えるポリ素材なんかは、一目で超上質でロゴなんてなくても誰もがプラダと分かるんですけど、あの素材感はスマホのディスプレイ越しでは伝わりません…
なので大きく分かりやすくドーンと BALENCIAGA なんです
でかでかとブランドネームやロゴが入った服じゃないと、わざわざ高い金額を支払って買う理由が1つなくなってしまう
なので繊細なフォントではなく太く重みがある、ディスプレイ越しでも視認性の高いロゴに変更しているんですね
スマホの文字はサンセリフ体
もう1つの理由は海外の人が英語でBURBERRYとかBALENCIAGAとかスマホに文字入力した時、スマホの文字ってサンセリフ体で入力されるんです
(これ、日本語でいうとブランドのロゴは「明朝体」なのにスマホで打つと文字が「ゴシック体」で入力される感じ)
なのでブランドイメージの塊であるロゴというものがセリフ体ではなくスマホによって勝手にサンセリフ体で発信されて一人歩きして出回ってしまう
それだとブランドイメージをコントロールできなくなってしまうので、もう元々サンセリフ体にしておこうと。そういうことなんです。
まとめると↓
- SNSが普及して画面越しでも分かりやすいようにロゴが太くなってる
- もう1つがスマホが普及してそこに搭載されてるフォントに合わせてロゴを調整している
続々と歴史的なハイブランドがロゴを変更する背景にはインスタやスマホが普及した時代ならではの理由があるのです
ちなみにシマダはリカルド・ティッシのバーバリー大好きでっす
ちなみにですけど。