徹底解説!【1番わかりやすい】ノンシリコンとは?シリコンって何?

こんにちは!奥沢と緑が丘と自由が丘の間にある、居心地の良い空間で、あなたの髪の事だけに集中するプライベートヘアサロン Pelodiasの嶋田 篤士です!

目次

今日はシリコンのお話しです!

一般消費者の方も美容師も、なんとなくで理解して、分かった気になっている「シリコン」

本当にシリコンの事わかっていますか?

ノンシリコンシャンプーブームもひと段落した今、改めてシリコンの事をおさえておきましょうよ!

 

まず「シリコン」と「シリコーン」は違う!

「シリコン」と「シリコーン」は別物なんです!

「シリコン」とは「ケイ素」のこと

ケイ素とは原子番号14の元素で、地球上で酸素の次に多く存在しています

「水兵リーベ 僕のお船 七曲がある シップスクラークか」

と周期表を覚えたかと思いますが、シップスクラークの「シ」シリコン=ケイ素です

シリコン単体では自然界には存在せず、シリカ=ケイ石として、そこらへんの砂や土にめっちゃ含まれてます

 

シリコーンは天然由来

「シリコーン」とは、そのシリカ(ケイ石)を加工して作った合成樹脂のこと

地球上にもともとある砂や土から作られた、言ってしまえば天然由来の成分ですね

油状、ゴム状、樹脂状など様々な形状があり、人間生活のあらゆるところで活躍しています

・パソコン、スマホ、電子レンジ、テレビ

・シャンプー、コンディショナー、ファンデーション、口紅、化粧水、コンタクトレンズ

・調理器具(温野菜をつくるルクエとか有名)

・医療品として人工心臓、湿布など

ちなみにサラダ油にも数%含まれております!

 

シリコーンは髪の保湿成分

シャンプーやコンディショナーやトリートメントにおいては

シリコーン=髪の毛を滑らかにする保湿成分と思ってください

保湿成分がなかったら、髪はキシキシしてしまいますよね

で、シリコーンは安全なの?

15年以上前までは、正直ビミョウだったそうです

今でも様々な議論はされているようですが、シリコーン自体も進化しています!

生体適合性にすぐれた物質として安全性が評価され、上記のように食品添加物、調理器具、化粧品、医療品として幅広く応用されています

生体適合性にすぐれるとは、アレルギー反応が非常に少ない物質ということです

つまりヒトと環境に対して安全!

では、なぜシリコーンはダメと言われるの?

これは個人的な見解ですが「嫉妬」「ビジネス」と考えてます

個人的な見解ですからねー(笑)

「嫉妬」

シリコーンは汎用性にすぐれ、人体や環境にも影響がほとんどなく、優秀な物であることから、差別化するために逆にダメと言ってしまう

「ビジネス」

大手化粧品会社は、もう今まで通りにシャンプーを開発していても、どれも同じような物ばかり。

シリコーンを悪者にしてノンシリコーンシャンプーを差別化して販売するためではないでしょうか?

さて、ノンシリコーンブームが落ち着いた今、次はなんでしょう?

「植物由来のボタニカル」だったり「オーガニック」ではないですか?

流行り言葉にはご注意を

気をつけてくださいね^^;

 

ところで「シリコーン」と一言でいっても、無数に種類がある!

シリコーン=髪の毛を滑らかにする保湿成分

とざっくり言いましたが、化粧品に使用されているシリコーンの表示名称だけでも…

こんなにあるんです。これでもほんの一部。

これは美容師だけでなく、科学者が見たって分からないですよ

100圴で売ってる安価な「ハサミ」から、美容師が使用する最上級の「ハサミ」まで多種多様なハサミがあるように「シリコーン」にも多種多様な「シリコーン」があります

そしてダンボールを美容師ハサミで切ったり、人の髪の毛を工作バサミで切ったりしないように、目的に合った物を選択するのが良いのです

つまりシリコーンはダメ!」とひとくくりにしてしまうのではなく

目的に応じたシリコーンシャンプーや、あるいはノンシリコーンシャンプーを選べば良いのです

でもどれを選んだらいいの?

自分の髪質って意外と自分では分からないものです

多毛でごわつく髪質の方がノンシリコーンシャンプーを使用したらバサバサになりますし

軟毛で繊細な髪質の方が重いシリコーンシャンプーを使用したらペターとしてしまいます

なりたい髪型によっても、季節や体調によっても、ベストなシャンプーやヘアケア剤は変わるものです

そんな時はプロに聞きましょう!

専門家はこういう時に使うものですよ

いつもお願いしている美容師さんに聞いてみましょう

きっとあなたの髪質やなりたい髪型にベストなシャンプーを提案してくれるはずです

最後に「粗悪なシリコーンシャンプーのデメリット」

「シリコーン」は悪者じゃないよ というのはご理解頂けたかと思います

「ただし、粗悪なシリコーンシャンプー、てめーはダメだ!」

おっと、お口が悪うございました

ダメージによるパサつきを抑えようとしたり、クセによる拡がりを抑えようと、重たいだけのシリコーンをふんだんに使用したシャンプーが一部あるんですよ…

一見、手触りが良くなった気がしたり、拡がりが収まった気がします

でも髪の健康を損ねています

例えば髪の根元近くがベタベタしたり、ドライヤーで乾きづらくなったりします

これはお客様のデメリット

美容師としてのデメリットはカラー剤やパーマ液の働きが悪くなる

浸透が悪くなるので、平常時より強い薬剤を使用しないといけなくなります

すると髪が余分に傷んでしまいます

しかも重たいだけのシリコーンでダメージはごまかされているので、お客様は気がつきづらい

これぞ粗悪なシリコーン悪循環!

巡りめぐってお客様自身にデメリットがすべて降りかかってくるんですね

これだけは気をつけてください!

 

【まとめ】

シリコーンは決して悪者ではない

シリコーンシャンプーかノンシリコーンシャンプーかはこだわらなくて良い

髪が重くなったり、乾きづらくなった気がしたら要注意!

信頼できる美容師さんに相談して、自分にあったシャンプーを選ぼう

 

もしお困りのことがありましたら、ご相談ください

何かお力になれることがあるかもしれません

シャンプー売るより、カットするのが好きなシマダでした!

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